魚との出会いⅢ

この土日は、結局仕事になりまして。
寒空の中、屋外での立会いが金曜日から続いております。
 
この土日は特に寒く、客先も休みなので社用の薄っぺらい防寒着を
止めて、釣用の上下の防寒着を着てみました。。。
 
流石に、機能性を考えているので暖かいですよ!
作業者さんらは、普通の防寒着で寒い寒いと言ってましたけど
「そうやねぇ~! 今日はほんとに寒いよねぇ~!」って
言いましたけど、本当は一人、釣用防寒着だったので全然平気でした。。。。。
 
で、話を戻しますが ここに来て連載化してきていますが
今週も釣ネタが無いので、ちょっと「魚との出会いパート3」をと。。。。
 
 
 
昭和50年頃、釣雑誌としては「関西のつり」等が発売されており
我家でも親父が、毎月買ってくる月刊誌でした。
その中でも、時々紹介されていたのが、ルアーなるもの!
時同じくして、あの永遠のバイブル「つりキチ三平!」も連載!しかし
まだ、国内ではブラックバスの名が広まる前のルアー釣りとは
トラウトを狙うルアーばかりでした。
 
近所の釣具屋では取り扱いが無かったですけど
大型の釣具屋では、金属の薄っぺらい板状の物や、スプーン部分がクルクル廻る物
いわゆる、「スプーン、スピナー」と呼ばれる物でした。
まだ、国産では余り発売されていなかったと思いますが。
メップス製の輸入ルアーが大半だったと。。。。
 
当時のまーちゃn少年、やはりこの金属のペラペラで本当に魚が釣れるのか!???
興味津々で、小遣いをはたいて数個を買い込みました。
 
でも、結局 近くではトラウトを狙う場所も知らず。
勉強しない、勉強机の引き出しに大事に仕舞われていました。。。
 
そんな、ある日 淀川でもおなじみの「ケタバス」関西いうハスが
ルアーで釣れるとか!!
 
その情報元は、家の親父だったんですが。。。。
 
記憶がはっきりしてないのですが、「関西のつり」か何かで見たと思います。
 
 
普段、子供の世話しない親父ですが、釣りだけはよく釣れて行ってくれましたよ!
そんな訳で、地元のフィールドにやって来ています。
 
当然、ルアー竿なんて持っていないので、コイのブッコミ釣りに使う
短めの竿に、4号程度のラインが巻かれたクリック音の強い
安物リール、それぞれ竿先には「スプーン」がくくり付けられております。。。
 
 
「とうちゃん  何処で釣るんや!」
 
「あの支流から、本流に流れ込むところが有るやろ!」
 
「なるほど、あそこやったら いつもケタバス居るもんなぁ~」
 
その場所は、淀川に流れ込む支流で、本流とのつながりがワンド状になり
サンドバーが形成されております。
 
ちょうど、いま考えると、フィッシュイーターが小魚を追い込むのに適した場所
だったんですよ!
 
 
「ここで、やってみよか!」
 
「うん。そうやなぁ~」
 
 
二人ならんで、サンドバーのかけ上がり付近にスプーンを投じております。。。
 
すると突然!!!
 
 
バシャバシャ!!!!
 
水面から背びれを出して、ケタバスが本流から小魚の群れを追いかけて
いままさに我々のポイントであるサンドバー付近を走り回っております。
追われたハヤは逃げ場所を失い、水面を飛び跳ねる物、勢い余って
岸に乗り上げる物と、エライ状況が目の前で繰り返されております。
 
そのうち・・・・・・
 
「来たぞぉ~!!」
 
いつもはテンション低い、親父でしたがその時は裏返った声で叫んでおりますよ!!
 
ビヨーンと抜き上げた魚はまさしく、口の曲がったイカツイオスのケタバスです。
 
「わあー ほんまに釣れるんや!」
 
私も、必死で魚の泳ぐ方向に向かって投げていますが反応無し。。。。。。
 
「また来たぞぉ~!!!!!」
 
「えっ!!  とうちゃん また釣ったん!!????」
 
焦りの色がでた、まーちゃん少年 更に必死でルアーをキャストしていますが。。。。
 
「おおっ!! 連発や~」
 
親父また釣ってますよ!!!
 
なんで、釣れないんやろぉ~!????
 
 
でも、はしゃいでいる親父をみて、ちょっと「とーちゃん 釣してる時はカッコ良い!」
って、子供心に思いましたねぇ~!
 
 
でも、いまにして思えば、親父の使っていたルアーは当時、主流だった白地に赤ラインの
入ったスプーンで、私のスプーンは金色のフィン付きでした。
後にして解ったのは、「ケタバス」は異常に白い色に反応する事だったのです。。。。。
 
 
それから、暫くして白地のルアーの投げると爆釣が続きました。。。。。。
 
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 ※画像は外部から頂きました。
 
 
今年の夏は、元気なうちに親父を釣れて 湖北にでも
ケタバス釣りに出掛けてみようかと思います。
 
 
次号、「魚との出会い」に続きます。