魚との出会い・・・Scene14

この週末は、寒波の影響でフィールドへ出掛けておりません。。。。
大阪南部では、尺アジが狙えるとの情報が有るのですが、海上の風速6m以上
これは流石に出掛ける気がしません。。。。
 
書庫にある「魚との出会い」しばらく書いて無かったっけ!?
 
久しぶりにネタが無いので書いてみます。
 
この「魚との出会い」幼少の頃からの思い出話として
色々な魚達を書いてます。
 
そんな、思い出の魚の中でも特に、熱い思いを持っていた魚について
触れてみたいと思います。
 
小学生の頃のまーちゃん少年!!
バイブルとしていた漫画がありました。
作者 矢口高雄の「釣りキチ三平なんですよー!
 
このブログご覧の方々も、いま「うんうんって思ってません。。。。
 
ルアーに嵌ったのもこの漫画の影響  あのABUアンバサーダーのエンブレムに
憧れを抱きつつ、現実的にはとても小学生の子供には手が出る品物では有りません。
 
年玉を貯めつつ、親戚のおじさんに援助してもらい何とか買えたのが
ダイワのミリオネア!!
エンブレム以外はとてもアンバサーダーに似ていたとおもいます。
 
その後は国産で、シマノから「スピードスプールBB」が発売されました
これも衝撃的でしたね!
 
そして月日が流れ大人になり、アンバサーダーを手に入れた時には身震いしましたもの!
 
あっそうそう!!
書こうとしている本題から外れていっています。
 
その釣りキチ三平のシーンの中で、「磯の王者」という物語があります。
三平が初めて魚紳さんに釣れられて海での釣り!!!
 
そして、狙いは磯の王者「石鯛」になります。
 
まーちゃん一家は当時マイカーも無く、釣と言えば近所の海川・・・・・
そして海と言っても大分の田舎の砂浜からの釣やら電車移動での明石周辺の
サビキ釣りだったっけ!?
 
でも、子供心に石鯛って憧れていました。
しましまの体に、精悍な顔つき、そして買を殻ごと砕く鋭い前歯
 
それが、釣りキチ三平のシーンの中で自分の憧れとシンクロされ
さらに熱い思いは増幅されていくのでした。
 
でも、当時は遠い夢 「思いが叶わないから夢見る」って思ってました。。。。。
 
 
その後、会社勤めが始まる頃には車の免許を取得し、おんぼろのカローラーを手にいれ
釣場を近所の川から、琵琶湖、日本海、和歌山と広げて行きました。
 
その後、自然の流れで磯釣りへと変わり、上物中心で狙っていました。
でも、上物のグレを狙っている時でも石鯛狙いの方は近くにおられました。
 
一日やってもアタリが有る無しの世界、そして掛けたとしても今から30年前の釣り
カーボンロッドが出始めてまだまだグラスロッド全盛の時代。
 
掛けた石鯛の取り込みも、ヒットした瞬間に暴力的な引き込みに堪える為
仲間がのされそうになる竿に方を入れてリールの巻き取りの補助でイトヌキをする。
 
川釣りから海に出た私には衝撃的過ぎます。。。。。。
 
 
なんとか、はじめてみたい。。。。。
でも、道具立ても結構な投資だし、何から揃えればよいかわからない。。。。
 
そんあある日、ふとしたきっかけで、グラスの石鯛竿とリールを分けて貰う事が
出来ました。
 
グラスの太い竿!!
いまならば、クエでも釣るような太さです。
しかもリールもエライごっつい!!
 
現在ならば、仕掛け作りや道具の選定なんかも、ネット検索で一発解消ですが
釣具屋を訪ね、一から道具を教わりました。
 
何と言ってもワイヤーと針をどうして結ぶかも不明でしたもの。。。。
 
 
釣り方は、ひょんな縁ですが、現在お世話になっている岳洋社の「関西のつり」
石鯛釣りの特集か何かだったと思うのですが、仕掛けと新たな釣法が記載されて
いました。
 
それは、「ウニマムシなるもの。。。。
なんのこっちゃ!?
 
結局、あの虫エサのマムシを数本の針に付けて、ウニの中に潜り込ませる方法です。
餌取りに弱いマムシを、殻を割ることが出来る魚だけに狙わせるんですよー!
 
そして初めての挑戦の日!!!
 
 
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※画像は当時の物では無く、数年前に同じ場所を磯渡し船から撮影したものです。
 
和歌山県みなべの沖磯!!
釣具屋でそろえた、ピトンを打ち石鯛竿にウニマムシセットでキャストします。
 
流石に、ルアーをやってたのでベイトリールでのバックラッシュは起こしませんでしたけどね!
何処に打ち込んだら良いかわからないまま、何となく見え隠れする沈み根の潮上にキャスト
 
潮に流されて仕掛けは沈み根の側面でストップ!!
 
竿をピトンにセットし、わずかにテンションを掛けて待ちます。
 
 
上物の時には日に数回しかアタリの出ない底物と思っていましたが
以外に餌取りが多い!!
 
竿先が時々叩かれます。
 
そのたびにドキドキと。。。。
 
どうやら、フグか何者かがウニの殻を割って餌をくすめているようです。
 
 
それから何投目だっただろう!?
それまで竿先がパンパンとキスのアタリのように触れていたものが
グッと!抑え込み戻りが遅いです、竿に近づき構えに入ります。
 
すると、グッと入った竿が、スローモーションのように海面に向けて引き込まれて
行きます。
 
ほんの数十秒だったと思うのですが、一瞬で頭に血が逆流し喉がカラカラ
何処をどう外して竿を手に持ったのか解らないんですけど、反射的にあわせていました。
 
どーん!!
と乗った魚は重量感を感じつつも以外に手前に寄って来ます。
でも、近くに寄った途端に今までの動きと変わります。
 
それで無くても重たい竿!!
慢心の力を込めて堪えます。。。
 
もう、アドレナリンが分泌と言うよりも、おそらく口から火を噴きそうな勢いだったかも
海面にはあの、憧れのシマシマが目に!!
 
えいっーっと!!
 
 
足元の磯の潮だまりにはあの憧れだった、しましまの石鯛!!
小学生の頃に何度も読み直していた、「磯の王者」がフラッシュバックされています。
 
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その時はサイズとしたら40センチ程度だったと思います。
 
でも、嬉しくて嬉しくて!!
 
 
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その後、石鯛のタックルは充実する事に。。。。。
いくら投資しただろう!?
 
餌も「ウニ、ヤドカリ、サザエ」 ・・・・・
 
 
でも、今年の秋には次男の磯デビューもかねて久しぶりに石鯛竿を振って
見たかったんですよねー!
 
今年はバタバタしたので、また来シーズンには竿出してみたいなぁ~!
 
 
いまでも、あの秋口の磯場での「海の王者」との出会い!!
鮮明に蘇ります。
 
今では、いろいろな釣りを楽しませて貰っていますが
あの感動、興奮、思い出とこの魚を超えるものとは出会って無いんですよねぇー